- 最終更新日: 2025.03.10
- 公開日:2023.05.30
【2025年最新】ECサイトのSEO対策!上位表示を実現するテクニックを徹底解説

- SEO
- お役立ち情報
- 用語・知識
ECサイトの売上アップに欠かせないSEO対策。しかし、SEOは常に変化しており、「何から手をつければいいのか分からない」「最新の対策方法を知りたい」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
本記事では、2025年最新のSEO対策を、ECサイト運営者様向けに徹底解説します。SEOの基本から、コンテンツマーケティング、SEOライティング、内部施策まで、具体的なテクニックと実践的なノウハウを余すところなくご紹介します。
この記事を読めば、あなたのECサイトも検索上位表示を実現し、売上アップに繋がるはずです!
目次
ECサイトのSEO対策とは?「攻め」と「守り」の両輪が重要
SEO(Search Engine Optimization:検索エンジン最適化)とは、Googleなどの検索エンジンの検索結果で、自社のWebサイトを上位表示させるための対策です。ECサイトにおいては、商品ページやカテゴリーページ、ブログ記事などを検索上位に表示させることで、より多くの潜在顧客にアプローチし、売上向上につなげることができます。
SEO対策は、大きく分けて「攻め」と「守り」の2つの側面があります。
- 攻めのSEO対策: コンテンツマーケティングを中心に、ユーザーにとって価値のある情報を提供し、検索エンジンからの評価を高めることで、上位表示を目指す戦略です。
- 守りのSEO対策: サイトの構造や技術的な側面を最適化し、検索エンジンがサイトを正しく理解し、評価できるようにするための対策です。具体的には、モバイルフレンドリー対応、表示速度の改善、SSL化などがあります。
どちらか一方だけでは効果的なSEO対策とは言えません。両方の対策をバランス良く行うことが、ECサイトのSEO成功の鍵となります。
特に近年、Googleはユーザー体験(UX)を重視する傾向にあり、コンテンツの質やサイトの使いやすさが、これまで以上に重要になっています。そのため、「攻め」のSEO対策であるコンテンツマーケティングの重要性が増しています。
コンテンツマーケティングで「攻め」のSEO!ECサイトにおける重要性
Googleが掲げるSEO対策の本質は、ユーザーの検索意図を満たす、質の高いコンテンツを提供することです。
参考:Google 検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド
ユーザーに価値あるコンテンツを提供し、商品・サービスの購入につなげる手法が「コンテンツマーケティング」です。ECサイトにおける「攻め」のSEO対策において、コンテンツマーケティングは不可欠な要素となっています。
ECサイトにおけるコンテンツマーケティングの始め方:4つの検索クエリを理解する
ユーザーが検索エンジンを利用する目的は、悩みや疑問を解決するための「答え」を探すことです。「ユーザーにとって価値のあるコンテンツ」とは、この「答え」を的確に提供できているコンテンツを指します。
Googleは、ユーザーの検索意図を以下の4つのクエリに分類しています。
- Knowクエリ(情報収集): 何かを知りたい、調べたいというニーズ。「〇〇とは」「〇〇 使い方」など。
- Goクエリ(特定の場所・サイト): 特定の場所やWebサイトに行きたいというニーズ。「〇〇(店舗名)」「〇〇(ブランド名) 公式サイト」など。
- Doクエリ(行動): 何かをしたい、やってみたいというニーズ。「〇〇 作り方」「〇〇 購入方法」など。
- Buyクエリ(購入): 商品やサービスを購入したいというニーズ。「〇〇 通販」「〇〇 おすすめ」など。
これらのクエリを理解し、それぞれのクエリに対応したコンテンツを作成することが、ECサイトのコンテンツマーケティングの第一歩です。
以下、各クエリについて、ECサイトでの具体例を交えて詳しく解説します。
1. 知りたい(Knowクエリ)
Knowクエリは、悩みや疑問を解決するための情報を求めている状態です。例えば、以下のような検索キーワードが該当します。
- 「オーガニックコットン 特徴」
- 「メンズ スニーカー コーデ」
- 「コーヒー豆 焙煎度合い 違い」
Knowクエリは、すぐに購入には繋がりづらいですが、検索ボリュームが最も大きいクエリです。そのため、集客やブランド認知度向上に効果的です。
例えば、アパレルECサイトであれば、「オーガニックコットン 特徴」というキーワードで検索するユーザーに対し、オーガニックコットンのメリット・デメリット、選び方などを解説するブログ記事を提供します。これにより、ユーザーの疑問を解決するとともに、自社ブランドの認知度向上や信頼獲得に繋げることができます。
Knowクエリに対応するコンテンツ例:
- 商品に関する基礎知識、選び方
- 業界のトレンド情報、ニュース
- お役立ち情報、豆知識
- よくある質問(FAQ)
2. 行きたい(Goクエリ)
Goクエリは、特定の場所やWebサイトに行きたいというニーズです。ECサイトにおいては、以下のような検索キーワードが該当します。
- 「(ブランド名) 公式サイト」
- 「(商品名) 通販」
- 「(地域名) (店舗名)」
Goクエリを獲得するには、ブランド名や商品名、店舗名の認知度を高める必要があります。SEOだけでなく、テレビCMやSNS広告など、さまざまなマーケティング施策を組み合わせる必要があります。
また、ブランド名や店舗名に一般名詞(例:「株式会社 Tシャツ」「〇〇ストア」など)が含まれている場合は、検索意図との混同を避けるため、注意が必要です。
Goクエリに対応するコンテンツ例:
- ブランドの紹介ページ
- 商品一覧ページ
- 店舗情報ページ
- 会社概要ページ
3. やってみたい(Doクエリ)
Doクエリは、何かをしたい、行動を起こしたいというニーズです。ECサイトにおいては、以下のような検索キーワードが該当します。
- 「母の日 プレゼント 手作り」
- 「一眼レフカメラ 初心者 使い方」
- 「ワイン 美味しい飲み方」
Doクエリは、Buyクエリ(購入)に繋がりやすいクエリです。例えば、「母の日 プレゼント 手作り」というキーワードで検索するユーザーに対しては、手作りギフトのアイデアや材料を紹介しつつ、関連商品の購入を促すことができます。
Doクエリに対応するコンテンツ例:
- 商品の活用方法、レシピ
- DIY、手作りアイデア
- イベント、キャンペーン情報
- チュートリアル、ハウツー動画
4. 買いたい(Buyクエリ)
Buyクエリは、商品やサービスを購入したいというニーズです。ECサイトにおいては、以下のような検索キーワードが該当します。
- 「(商品名) 比較」
- 「(商品名) 口コミ」
- 「(商品名) 最安値」
Buyクエリは、最もコンバージョン(購入)に繋がりやすいクエリですが、競合も多く、上位表示の難易度が高いです。SEO対策だけでなく、リスティング広告などの有料広告の活用も検討すると良いでしょう。
Buyクエリに対応するコンテンツ例:
- 商品詳細ページ
- 商品の比較記事、レビュー記事
- お客様の声
- キャンペーン、セール情報
コンテンツマーケティングを成功させる方法とコツ
ECサイトのコンテンツマーケティングは、単にアクセス数を増やすだけでなく、最終的な目標である「売上アップ」に繋げることが重要です。以下に、コンテンツマーケティングを成功に導くための具体的な方法とコツをご紹介します。
1. 競合の少ないロングテールキーワードから狙う
ロングテールキーワードとは、3語以上の単語で構成される検索キーワードのことです。例えば、「ソファー」というビッグキーワードに対し、「ソファー 黒 レザー 2人掛け」といったキーワードがロングテールキーワードに該当します。
ロングテールキーワードは、検索ボリュームは少ないものの、競合が少なく、上位表示しやすいというメリットがあります。また、検索意図が明確なため、コンバージョン率が高い傾向にあります。
まずはロングテールキーワードで上位表示を狙い、良質なコンテンツを蓄積することで、サイト全体の評価を高め、徐々にビッグキーワードでの上位表示も目指していくのが、ECサイトのSEO戦略の定石です。
2. コンバージョンに結びつくキーワードを選定する
Google Search Consoleの検索パフォーマンスレポートを活用し、既に自社サイトに流入のあるキーワードを分析します。特に、以下の点に注目しましょう。
- 表示回数は多いのにクリック率(CTR)が低いキーワード:タイトルやディスクリプション(後述)を改善することで、クリック率向上が見込めます。
- 掲載順位が低いのにクリック率が高いキーワード:上位表示できれば、大幅なアクセス増が期待できます。
これらのキーワードを中心にコンテンツを強化することで、効率的にコンバージョンを増やすことができます。
3. キーワード調査ツールで新たなキーワードを発見する
Google Search Consoleだけでは、自社サイトに流入のないキーワードは把握できません。キーワード調査ツールを活用し、新たなキーワードを発見しましょう。
おすすめのキーワード調査ツール:
- Googleキーワードプランナー: Google広告の機能の一部ですが、SEO対策にも活用できます。関連キーワードや月間検索ボリューム、競合性を調べることができます。
- Ubersuggest: 競合サイトの分析やキーワードの提案など、多機能なSEOツールです。無料プランでも多くの機能を利用できますが、一部機能に制限があります。
- Ahrefs(エイチレフス): 被リンク分析、競合調査、キーワード調査などを行うことができます。
- SEMrush: 競合サイトの分析やキーワード調査、サイト監査など、幅広い機能を備えた有料ツールです。
- ラッコキーワード: 無料で利用できるキーワードツールです。関連キーワードやサジェストキーワードを調べることができます。
これらのツールを活用し、自社の商品やサービスに関連するキーワードを洗い出し、コンテンツ作成のヒントにしましょう。
SEOライティングで上位表示を目指す!4つの重要ポイント
コンテンツマーケティングを成功させるためには、SEOを意識したライティング(SEOライティング)が不可欠です。検索上位を獲得しているページは、偶然ではなく、SEOライティングのテクニックを駆使して成果を出しています。SEOライティングで押さえるべきポイントは、以下の4つです。
- 検索意図に沿った文章を書く
- 独自性のある記事を書く
- 専門性の高い記事を書く
- 情報の鮮度にこだわる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. 検索意図に沿った文章を書く
検索キーワードの背景にあるユーザーのニーズを深く理解し、そのニーズを満たす文章を書きましょう。例えば、「ケーキ 作り方 誕生日」というキーワードであれば、単なるレシピだけでなく、「誕生日に喜ばれるデコレーションのアイデア」など、ユーザーの潜在的なニーズを満たすコンテンツが求められます。
また、共起語(キーワードと一緒に使われることが多い単語)を適切に盛り込むことも重要です。例えば、「ケーキ」というキーワードであれば、「店舗」「予約」「価格」「レシピ」などの共起語が考えられます。共起語を調べるには、以下のツールが便利です。
- ラッコキーワード: 関連キーワードや共起語を簡単に調べることができます。
2. 独自性のある記事を書く
既に上位表示されている記事と同じような内容では、上位表示は難しいでしょう。ユーザーは、他のサイトにはない、独自の情報を求めています。Googleも、独自性の高いコンテンツを評価する傾向にあります。
参考: 検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド – 検索セントラル
ECサイトにおける独自性とは、
- 商品開発の裏話、こだわり
- お客様の声、レビュー
- スタッフの体験談、商品活用術
- 専門家(例:ソムリエ、スタイリストなど)へのインタビュー
- 商品の比較実験、検証結果
など、自社ならではの情報を発信することが重要です。
3. 専門性の高い記事を書く
誰が書いた記事なのか、記事の信頼性も重要な評価指標です。Googleは、コンテンツの専門性・経験・権威性・信頼性(E-E-A-T)を重視しています。
- Expertise(専門性): 特定の分野に関する深い知識や経験
- Experience(経験): 著者自身の実体験
- Authoritativeness(権威性): その分野の第一人者として認知されているか
- Trustworthiness(信頼性): 情報が正確で信頼できるか
ECサイトであれば、商品の専門家であるスタッフが記事を執筆したり、お客様の声を掲載したり、メディア掲載実績を紹介したりすることで、E-E-A-Tを高めることができます。
特に、健康、金融、法律など、人々の生活に大きな影響を与える可能性のあるジャンル(YMYL:Your Money or Your Life)においては、E-E-A-Tが厳しく評価されます。これらのジャンルに関するコンテンツを作成する際は、専門家の監修を受けるなど、情報の正確性・信頼性に細心の注意を払いましょう。
4. 情報の鮮度にこだわる
情報は常に更新されています。特にECサイトでは、商品の販売状況や価格、成分などが変更されることがあります。古い情報のまま放置すると、ユーザーに不利益を与えるだけでなく、Googleからの評価も下がってしまいます。
定期的にコンテンツを見直し、最新の情報に更新するよう心がけましょう。
SEOライティングの効果をさらに高める!クリック率向上のテクニック
せっかくコンテンツが上位表示されても、クリックされなければ意味がありません。ここでは、クリック率(CTR)を高めるためのテクニックをご紹介します。
- タイトルにキーワードを入れ、最適化する
- クリックしたくなる魅力的なタイトルをつける
- ディスクリプションを最適化する
- 導入文で読者の心を掴む
- 見出しで記事の内容を明確にする
一つずつ見ていきましょう。
1. タイトルにキーワードを入れ、最適化する
タイトルは、ユーザーが最初に目にする要素であり、クリック率に大きく影響します。SEOの観点からも、タイトルにキーワードを含めることは非常に重要です。
ポイントは、
- キーワードはタイトルの前半に入れる
- タイトルの文字数は30〜35文字程度にする
- キーワードを詰め込みすぎない
ことです。
2. クリックしたくなる魅力的なタイトルをつける
検索結果には、競合サイトのタイトルも並んでいます。その中で自社のコンテンツをクリックしてもらうためには、ユーザーの目を引く魅力的なタイトルをつける必要があります。
例えば、
- 数字を入れる(例:「〇〇の方法3選」「〇〇%OFF」)
- 疑問形にする(例:「〇〇していませんか?」「〇〇とは?」)
- 簡潔で分かりやすい言葉を使う
- ターゲットとする読者層に響く言葉を選ぶ
などの工夫を凝らしましょう。
3. ディスクリプションを最適化する
ディスクリプションとは、検索結果でタイトルの下に表示される、ページの内容を要約した文章のことです。ディスクリプション自体にSEO効果はありませんが、クリック率に影響を与えるため、適切に設定することが重要です。
ポイントは、
- キーワードを含める
- 120文字程度にまとめる
- 記事の内容を具体的に説明する
- 読者の疑問や悩みに寄り添う言葉を入れる
ことです。
4. 導入文で読者の心を掴む
導入文は、記事の冒頭部分であり、読者が続きを読むかどうかを判断する重要な部分です。導入文で読者の興味を引きつけ、記事を読み進めてもらうように工夫しましょう。
例えば、
- 読者の悩みや疑問を明確にする
- 記事を読むメリットを提示する
- 記事の内容を簡潔にまとめる
- 共感できるエピソードや問いかけを入れる
などの工夫を凝らしましょう。
5. 見出しで記事の内容を明確にする
見出しは、記事の構成を分かりやすくし、読者が内容を把握しやすくするための重要な要素です。SEOの観点からも、見出しタグ(h1, h2, h3, h4など)を適切に設定し、見出しにキーワードや共起語を含めることは効果的です。
見出しを作成する際は、
- 見出しを見ただけで記事の内容が分かるようにする
- キーワードや共起語を含める
- 階層構造を意識する(h1の下にh2、h2の下にh3、h3の下にh4)
- 長すぎる見出しは避ける
ことを意識しましょう。本記事では、h1タグは記事タイトルに一度だけ使用しています。
コンテンツは内製がおすすめ!その理由と外部委託の注意点
コンテンツマーケティングの重要性は理解したものの、「時間がない」「リソースがない」という理由で、外部のライターにコンテンツ作成を委託することを検討している方もいるかもしれません。
しかし、ECサイトのコンテンツは、可能な限り内製(社内で作成)することをおすすめします。その理由は、先述の「専門性」「信頼性」において、自社の商品やサービスについて最も詳しいのは、他ならぬあなた自身だからです。
社内でコンテンツを作成することで、
- 商品知識や顧客理解に基づいた、質の高いコンテンツを作成できる
- ブランドの想いやこだわりを反映させることができる
- SEOの知識を社内に蓄積できる
- 外部委託費用を削減できる
といったメリットがあります。
もちろん、すべてのコンテンツを内製するのが難しい場合もあるでしょう。外部のライターに委託する場合は、以下の点に注意しましょう。
- ECサイトのSEOに詳しいライターを選ぶ
- キーワード選定や記事構成は自社で行う
- ライターに商品知識やブランドの想いをしっかりと伝える
- 納品された記事は必ずチェックし、必要に応じて修正する
「守り」のSEO対策!ECサイトの内部施策を徹底解説
ここからは、「守り」のSEO対策、つまりECサイトの内部施策について解説します。内部施策は、検索エンジンがサイトを正しく理解し、評価できるようにするための土台作りです。コンテンツマーケティングと並行して、しっかりと対策を行いましょう。
1. モバイルフレンドリー対応
現在、多くのユーザーがスマートフォンでECサイトを利用しています。Googleもモバイルファーストインデックス(MFI)を導入し、モバイル版のページを評価の基準としています。そのため、ECサイトのモバイルフレンドリー対応は必須です。
具体的には、
- レスポンシブWebデザインを採用する
- モバイルでの表示速度を改善する
- タッチ操作しやすいボタンやリンクを設置する
- 文字サイズや行間を調整し、モバイルでの可読性を高める
などの対策を行いましょう。自社のサイトがモバイルフレンドリーかどうかは、Googleの「モバイルフレンドリーテスト」で確認できます。
モバイルフレンドリーテスト:https://search.google.com/test/mobile-friendly?hl=ja
2. コアウェブバイタル(Core Web Vitals)の改善
コアウェブバイタルは、Googleが提唱するWebサイトの健全性を示す指標であり、ユーザー体験(UX)に大きく影響します。2021年からランキング要因に導入されており、ECサイトにおいても重要な指標となっています。
コアウェブバイタルには、以下の3つの指標があります。
- LCP(Largest Contentful Paint): 最大コンテンツの描画時間。ページの読み込み速度を表す指標で、2.5秒以内が推奨されています。
- FID(First Input Delay): 初回入力遅延。ユーザーが最初にページを操作してから、ブラウザが応答するまでの時間を表す指標で、100ミリ秒未満が推奨されています。
- CLS(Cumulative Layout Shift): 累積レイアウト変更。ページの読み込み中に、予期せぬレイアウトのずれが発生する度合いを表す指標で、0.1未満が推奨されています。
これらの指標は、Google Search Consoleの「ウェブに関する主な指標」レポートや、PageSpeed Insightsで確認できます。
PageSpeed Insights:https://pagespeed.web.dev/?hl=ja
コアウェブバイタルを改善するためには、
- 画像の最適化
- JavaScriptやCSSの最適化
- 遅延読み込み(Lazy Loading)の実装
- サーバーの応答速度の改善
などの対策が必要です。
3. 常時SSL化
常時SSL化とは、Webサイト全体をHTTPS化(暗号化通信)することです。ユーザーの個人情報やクレジットカード情報などを保護し、安全なECサイト運営を実現するために、常時SSL化は必須です。GoogleもHTTPS化をランキング要因としています。
多くのECプラットフォームでは、常時SSL化が標準で提供されています。もし未対応の場合は、早急に対応しましょう。
4. 重複コンテンツの解消
ECサイトでは、商品の色違いやサイズ違い、並び順の違いなどで、同じような内容のページが複数存在することがあります。これらの重複コンテンツは、検索エンジンからの評価を分散させてしまう可能性があります。
重複コンテンツを解消するためには、
- canonicalタグの設定: 正規URLを指定し、検索エンジンに評価してほしいページを伝える。
- 301リダイレクト: 不要なページを正規ページに恒久的に転送する。例えば、古いURLから新しいURLへ変更した際などに使用します。
- noindexタグの設定: 検索エンジンにインデックスさせたくないページに設定する。例えば、会員限定ページや、内容が薄いページ、一時的なキャンペーンページなどに設定します。
などの対策を行いましょう。
5. 販売終了ページの適切な処理
販売終了した商品ページを放置すると、ユーザーが404エラーページにアクセスしてしまい、離脱の原因となります。また、検索エンジンからの評価も下がってしまう可能性があります。
販売終了ページは、
- 404エラーページを表示する(HTTPステータスコード404を返す)
- 関連商品やカテゴリページへのリンクを設置する
- 再入荷通知機能を設ける
などの対応を行い、ユーザーの利便性を損なわないようにしましょう。
404エラーページは、サイトのデザインに合わせてカスタマイズしましょう。サイト内検索や主要コンテンツへのリンクを設置することが大切です。
6. XMLサイトマップの送信
XMLサイトマップは、サイト内のページ情報を検索エンジンに伝えるためのファイルです。XMLサイトマップをGoogle Search Consoleから送信することで、クローラーがサイト内を効率的に巡回し、新しいページや更新されたページを素早くインデックスできるようになります。
まとめ
本記事では、2025年最新のECサイトSEO対策について、コンテンツマーケティングを中心とした「攻め」のSEO対策と、内部施策を中心とした「守り」のSEO対策の両面から解説しました。
SEO対策は、一朝一夕に成果が出るものではありません。しかし、本記事で紹介したテクニックを実践し、継続的に改善を続けることで、必ずやECサイトの売上アップに繋がるはずです。
ぜひ、本記事を参考に、あなたのECサイトのSEO対策に取り組んでみてください!