- 最終更新日: 2022.06.24
- 公開日:2022.06.24
【コラム】モノのサブスクが増えています
- EC
- お役立ち情報
「所有から利用へ」の考え方が浸透し、さまざまなサブスクリプション(サブスク)サービスが登場してきています。また、新型コロナウイルス感染症の拡大下においてステイホームが推奨されたことも更なる普及の追い風となりました。一方で、ビジネスとして軌道に乗せることが難しいとされがちな「モノのサブスク」ですが、成功例が出てきて再度注目されるようになってきています。
目次
サブスクリプションのトレンド
サブスクサービスと言っても「モノ」と「コト」に大きく分けられます。一般的には「コンテンツ」や「サービス」等の「形のないモノ=コト」を指すことが多く、NetflixやAmazonPrime、Spotifyのようなコンテンツ配信サービスが代表的で、多くの人にとって馴染み深いものになっていると思います。
一方で、「モノ」のサブスクも最近では増えてきました。例えば月額制で料金を支払い、毎月ユーザーのためにセレクトされた「商品(が入ったボックス)」が届く「サブスクリプションボックス」と呼ばれるサービスが普及してきています。犬のおもちゃやおやつ、お花、コスメなどが代表例としてあげられます。
このようなモデルは商品も単一か数個のプランで構成されており、購入側も管理側もとてもシンプルです。国内外で浸透している理由も「毎月何が届くか楽しみ」といったプレゼントのようなワクワク感に加えて、シンプルなビジネスモデルがゆえとも考えられます。
アパレルや生活雑貨のメーカーにおいては、サブスクサービスとして月額制で「好きな商品を借りて、気に入ったものは購入もできる」といったレンタルと購入がミックスされたサービスが好調です。その代表としてアパレルのairCloset、ブランドバッグのサブスクリプションを展開しているラクサスが挙げられます。
モノのサブスクビジネスの課題
アパレルや生活雑貨などのメーカーが提供するサブスクサービスも少しずつ出てきました。ただし、こういったケースでは購入の他に返却や商品の変更の際の物流コストや利用期間の縛り、個体管理や更には返却後のクリーニングやリユース品の取り扱いなど多くの課題感が見えてきます。お試し期間やオプションなどビジネスモデルが複雑になるに比例して管理するシステムも複雑になる傾向があります。
また、料金形態もかなり重要なポイントになります。定額課金なのか、重量課金なのか、利用期間に制限があるのか。
どんなに安く提供したくてもモノのサブスクには物流・在庫管理のコストがついてまわります。そのため提供価格がネックとなり早くに撤退するケースも少なくありません。そういった課題を1つ1つクリアにしていき、その先に実際のサービスリリースがあります。
GMOクラウドECの考える「モノのサブスク」
モノのサブスクにおいてはECサイトの構築までに多くの課題をクリアしていく必要がありますが、サブスクサービスの展開によって「若い年齢層へのアプローチ」や「購入に至るまでのハードルが高い商品への新しい試み」などたくさんのメリットも考えられます。
GMOクラウドECでは「パッケージECプラン」でサブスクに必要な機能を取り揃えています。
直近では西川株式会社様の「SleepCharge」という寝具のサブスクのECサイト構築支援もさせていただきました。下記の事例をぜひご参照ください。
「“モノのサブスク”でモノにコトをつないで新たな顧客層を開拓」